①利回り4%に加え、3%、そして現在の定期預金レベル(0.6%)も用いる
②初期投資額1,000,000円に加え、2年目以降は250,000月づつ追加で投資
→毎月20,000円強を投資の資金に充てるイメージです。
③シミュレーション期間を30年に延ばす
特に②は大きな変更点となります。大抵の人は将来のために毎年一定額を貯蓄されているかと思います。この観点から毎年250,000円を加えていくことにしました。
なお。「資産運用における利回りと税金」でも書かせて頂いた通り、自分は利回りを「税引き後の金額」ベースで捉えています。
この考え方でいくと、「利回り3%」は税引き前ベースでは約3.75%、「利回り4%」では約5.00%として考えてもらえればと思います。
(ただし、NISAが適用される場合は税金なし)
同様に定期預金でも、自分が見た限りでは0.75%が最大の金利であり、その税引後のおおよその数値を採用しました。
さて、結果はどうなるでしょうか…
まずは評価額です。
グラフの通り、利回りが高いほど、折れ線グラフが反った弧を描いてあがっていきます。(10年目、20年目、30年目には数値を入れました)
10年目の時点で、定期預金と「利回り3%」の間で約58万円の、定期預金と「利回り4%」の間では約85万円の差がつきます。
それが20年目ではそれぞれ約210万円と約321万円になり、30年目には約493万円と787万円になります。
投じている額は同じなのに非常に大きな差です。
もし、2倍(初期投資額100万 & 追加年間投資額50万円)、さらには3倍の金額を投じていれば、この差も比例します。
そして、利回りなしの数値も入れました。定期預金の金利が上がったとはいえ、その恩恵は30年目でも90万円弱にとどまることがお分かりいただけるかと思います。
次に年間の配当・分配金です。
こちらも利回りが高いほど、折れ線グラフが反った弧を描いて上がっていきます。(こちらも10年目、20年目、30年目には数値を入れました)
10年目の時点ですでに、定期預金と「利回り3%」&「利回り4%」の間でグラフの通りの差が開いています。利回り3%で年間約115,000円であり、1か月あたりで平均10,000円近くのお金を得ることができます。
そして、30年目には、グラフの通り、差はさらに開きます。1か月あたりの金額では、「利回り3%」では35,000円弱、「利回り4%」では55,000円弱もの金額になります。対して定期預金では5,000円にも届いていない状態です。
実際は投資商品に値動きがあり、この通りにはいきませんが、参考にしていただければと思います。
そして、利回りが高ければ高いほど、下落などのリスクは高まります。これに対しては分散投資を中心とした対策をして、取り組んでいくことをお勧めします。
本日は複利の効果をより詳しく紹介させて頂きました。
ぜひ、みなさんも長期的な目線で投資を行なってみませんか?
本日もありがとうございました。
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